島根県隠岐郡隠岐の島町上西にある佐山牛突き場で開催される地元のお祭りを紹介します!
「八朔牛突き大会」の概要
八朔牛突き大会は、別名「牛突き」と呼ばれる行事で、隠岐の島特有のお祭りになっています。
隠岐の島は、中学の歴史でも出てきたかもしれませんが後鳥羽上皇が流刑地として島流しされた場所として有名です。
その際、都に戻りたいと感じていた上皇の気持ちが少しでも晴れますようにと島民が始めたことがきっかけとされています。
夏の終わりごろに開催され、突き牛がぶつかり合いどちらか一方が逃げ出すまで勝負が続くという、見ている観客を白熱させてくれるとても迫力のあるお祭りです。中にはなかなか勝負がつかず1時間~2時間ほど1勝負に時間がかかることも。
「八朔牛突き大会」の開催場所・時期
夏の終わりに開催しますと先ほどお伝えしましたが、日付でいいますと毎年9月1日に開催されます。
2021年は9月1日にコロナウイルスの関係で延期されましたが、2022年は9月1日で現状開催予定となっています。
場所は、「島根県隠岐郡隠岐の島町上西」の佐山牛突き場と呼ばれる場所で行われます。
入場料は無料で、牛たちの土俵入りが13:00~となっています。
私も参加をしたことがありますが、とても山の中にありますので時間には余裕を持っていくと案外早く来ている方も多かったです。
隠岐の島の入り口ともいえる西郷港から車で約40分のところにあります。
「八朔牛突き大会」におすすめポイント
八朔牛突き大会のおすすめポイントはこちら!
・生で闘牛を見ることができる
・迫力満点な観戦ができる
・日本最古の伝統を感じられる
突き牛は、生後2~6年ほどの雄の牛で、大きな牛になると4桁の㎏を超える牛もいます。角を突き合わせる姿は、生で見ると迫力が違います!
私も実際に牛突き大会を見に行ったのですが、それぞれの牛を操る人の掛け声や熱量が感じられ、見ているこちらが興奮してくるような場になります。
また、牛突き大会では「番付表」という対戦表のようなものが用意されていて、相撲と近く四股名が用意されています。こういった工夫も楽しめる一つだと思いました!
大人から子供まで、本当に様々な年齢層の人が見に来ていて、いい戦いをしていると観衆も大盛り上がり!
勝った牛には大きな拍手が送られ、土俵から見送られます。
「八朔牛突き大会」での注意点
大会中の注意点としては、闘牛中は牛が移動する可能性もあるので土俵のなかには入らないようにしましょう。
実際は、竹で出来た柵がありセーフティがあるので安心です。
また、座る椅子は用意がされていないので地面にそのまま座る方が多いです。気になる方はシートなどを事前に用意しておきましょう!
私もそのまま座ると土がついたりと汚れるのを防ぐためにブルーシートを持参しておきました!
夏の山の中で開催されるので、蚊もたくさんいます…汗
虫刺されの対策としてスプレーの蚊よけの物を用意しておくとさらに万端ですね!
駐車場は無料で用意されていますが、おける台数も限られているので基本的に乗り合わせを推奨されています。
当日は通行規制もあり、近くの道路が一方通行になっているため混雑は必至。。安全のため、車両は林道有坂線のみの利用となります。
そうしたら、そこまでたどり着くのに迷わないか心配だなぁ、というかた、ご安心ください。当日は案内用の標識が道路に用意されていますので、それに沿って行けばたどり着けます!
他にも牛突き大会ってあるの?
実は、牛突き大会はこれだけではありません!
年に3回もの本場所大会があり、ほかにも3回と計6回の牛突き大会が開催されています。
それぞれ、以下の名称で行われています。
・初場所牛突き大会
・シャクナゲ祭り牛突き大会
・夏場所牛突き大会
・八朔牛突き大会(←今回ご紹介した大会)
・一夜嶽牛突き大会
・上西神社奉納牛突き大会
どれも迫力満点ですが、私も行ったことがないものがいくつかあるのでいつか全制覇していきたいですね!
それぞれ開催場所もことなりますので、気になる方は是非調べてみてくださいね~
また、牛突き大会を観光用に開いているときもあり、「島根県隠岐郡隠岐の島町池田風呂前19」にある隠岐モーモードームというところでも同様に開催されています。
こちらはしっかりと座る場所もあるドーム型の建物の中で闘牛が行われています。大人1500円小学生750円で入場できて、家族連れの方や観光客の方がよく見ていらっしゃいます。
隠岐の島に来たときは、この伝統的なお祭りを是非楽しんでいってくださいね!
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